食材を安全に使い切るためには、買い方と保存技術の最適化が欠かせない。冷蔵庫を過信せず、食材ごとの特性に応じた保存アプローチを取ることが鮮度維持の鍵を握る。
冷蔵庫のチルド室(約0〜2℃)は、菌の増殖を抑えながら肉や魚の鮮度を保つ最適なスペースだ。パックのまま保存するのではなく、購入後すぐにペーパータオルで余分なドリップを拭き取り、ラップで空気を遮断するように密着させて包む。その上でジッパー付き保存袋に入れれば、酸化と乾燥を大幅に遅らせることができる。
消費期限内に食べきれないと判断した場合は、迷わず即座に冷凍する決断が求められる。小分けにして急速冷凍用のアルミトレイに乗せれば、細胞組織の破壊を最小限に抑え、解凍後のドリップ流出と品質低下を防げる。野菜類は軽く下茹で(ブランチング)してから冷凍することで、酵素の働きを止めて栄養と食感をキープできる。