プロチームの監督やアナリストにとって、公開形式での対抗戦は諸刃の剣だ。手の内を見せすぎれば、本番までに完全な対策を立てられるリスクを負う。一方で、全く対抗戦を行わずに本番を迎えば、実戦の緊張感や最新のメタ対戦に対する嗅覚が鈍ってしまう。
ある強豪チームのコーチは「対抗戦で負けたデータこそが宝」と語る。あえて得意な連携を解禁し、相手がどう対応してくるかをテストする。あるいは、本番では使わないサブキャラを投入して相手の混乱を誘う。画面の裏で繰り広げられるこうした暗黙の駆け引きを解読しながら観戦することこそ、現在のSFLファンに与えられた最高の贅沢なのだ。