揺れが襲った瞬間、ホテルやアパートからは着衣のまま飛び出してきた人々が街頭へ溢れ出した。震源の深さは極めて浅く、激しい縦揺れの後に水平方向の暴烈な揺れが数十秒間続いたという。ボゴタ中心部では、オフィスビルの外壁ガラスが大量に砕け落ち、舗道一面を埋め尽くした。
「ベッドごと天井に突き上げられるような感覚だった」。避難場所となった公園で震えていた現地住民のアンドレス・モレノ氏(42)は茫然とした表情で語った。「電気が一瞬で消え、外からは地鳴りと人々の叫び声だけが聞こえた。家の中に戻るなんて怖くて到底できない」。