かつて写真集といえば、発売直後の初動売上が評価のすべてであった。しかし現在では、デジタル版の継続的なダウンロードや電子写真集の定額サービスでの配信により、作品が長期にわたって消費され続ける構造へと変化している。
彼女の作品群はこの構造変化の恩恵を最も受けている事例の一つだ。新作がリリースされるたびに過去の代表作への関心が再燃し、バックナンバーの売り上げが再び跳ね上がるサイクルが確立されている。一時の話題性にとどまらない息の長い人気は、コンテンツとしての質の高さと彼女自身の持続的なブランディングの勝利と言える。