すき家の米は単一の品種ではなく、複数の銘柄を絶妙な比率でブレンドして使用されている。軸となるのは、程よい粘りと甘みのバランスに長けたコシヒカリをはじめとする日本を代表する銘柄だ。東日本や西日本、東北や九州など、地域ごとに最適な産地の米が集められ、季節ごとの気候や水分量に応じて配合割合が微調整されている。
集荷の現場では、全国農業協同組合連合会(JA全農)をはじめとする大規模な集荷組織や、各地の契約農家との緊密な連携が不可欠だ。仕入れた米は自社の精米センターへと運ばれ、厳しい品質検査をクリアしたものだけが店舗へと出荷される。年間を通じてブレのない食味を提供できる理由は、この精密なブレンド技術と産地ネットワークの存在に他ならない。