トラックの24Vバッテリーつなぎ方と交換手順!直列接続の注意点解説

トラックの24Vバッテリーつなぎ方と交換手順!直列接続の注意点解説

トラックの24Vバッテリーつなぎ方と交換手順!直列接続の注意点解説の要点を分かりやすくまとめてご紹介します。

自動車整備振興会やロードサービスの現場統計によると、冬場を中心としたトラックの出張救援要請において、「接続順の誤りによる端子溶損」や「不適切なジャンプスタートによるECU破損」が毎年多数報告されています。

物流現場のベテランドライバーが語る手記や整備士の証言からは、現場特有の過酷な実態が浮かび上がります。

「夜間のパーキングエリアでバッテリーが上がり、焦って手元のメガネレンチで端子を外そうとした瞬間、フレームに工具が触れてバチバチと激しい火花が飛んだ。レンチがフレームに溶接されたようにくっつき、指先を火傷した。幸い引火は免れたが、マイナスから外すという基本を怠った恐怖を痛感した」(大手運送会社・長距離ドライバーの体験談より)

ネット上に流布する「片方だけ交換すれば安上がり」という危険な誤解

トラックオーナーや自社整備を行う中小事業者において散見されるのが、「テスターで測って電圧が低い1個だけを交換する」という手法です。しかし、蓄電池工学の観点からこれは明確な悪手とされています。

古いバッテリーは内部抵抗が高くなっており、そこに内部抵抗の低い新品バッテリーを直列でつなぐと、オルタネーターからの充電電流が不均等に流れます。その結果、新品バッテリーは常に過充電状態に晒されて電解液が干上がり、古いバッテリーは充電不足でサルフェーションが進行するという共倒れの現象(不均衡劣化)を引き起こします。結果的に半年も経たずに両方とも使用不能となり、余計な交換コストを強いられることになります。

田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。