大手サポートセンターへの問い合わせデータやSNS上の相談事例を分析すると、SDカードが認識しないトラブルの約85%は以下の3点に起因しています。
原因1:ファイルシステム(フォーマット形式)の互換性問題
最も見落とされやすいのが、SDカードのフォーマット形式です。スマートフォンが対応している主なファイルシステムは「FAT32」および「exFAT」です。パソコン専用の「NTFS」やMac専用の「APFS」でフォーマットされたSDカードは、スマートフォンに挿しても「破損したカード」と判定されるか、一切反応しません。カメラ本体で初期化したSDカードを使用することが最も確実な予防策となります。
原因2:電力供給(バスパワー)不足による接続瞬断
高速転送を謳う大容量カード(UHS-II対応等)や、複数ポートを備えたマルチハブリーダーを接続した際、スマートフォンのバッテリー出力だけでは電力が足りず、マウントが外れる現象が頻発します。この場合、給電用ポート(PD対応)を備えたカードリーダーを使用し、スマホを充電しながら転送を行うことで解消します。
原因3:保護ケースの干渉による端子の接触不良
耐衝撃ケースや厚みのあるスマホカバーを装着している場合、Type-C端子が奥まで完全に差し込まれていないケースが驚くほど多く見られます。一度ケースを外し、カチッと音がするまで確実に接続を試みてください。