英字を入力した際、意図せず全て「ABCDE」のような大文字になってしまうのは、キーボード上でCapsLock(Capital Lock)がオン(有効化)になっていることが直接の原因です。タイプライター時代からの名残であるこの機能は、本来、大文字を連続してタイピングする際にShiftキーを押し続ける負担を減らすために設計されました。
しかし、日本語配列(JIS配列)キーボードにおいて、CapsLockキーは「A」キーの左隣、あるいは左Shiftキーの直上という極めて誤打しやすい位置に配置されています。タイピング中にShiftキーやTabキーを押そうとして指が触れてしまい、作業者自身が無意識のうちにロックをかけてしまうケースがトラブル全体の8割以上を占めています。
さらに厄介なのが、パスワード入力大文字エラーです。多くのWebサービスや社内システムではセキュリティ上、パスワード入力欄が黒丸(●●●)で伏字表示されるため、裏で大文字入力されていることに気づかず、アカウントロックを引き起こす二次被害が多発しています。