メガネのたたみ方は左から?歪みを防ぐ正しい向きとプロの保管術

メガネのたたみ方は左から?歪みを防ぐ正しい向きとプロの保管術

メガネのたたみ方は左から?歪みを防ぐ正しい向きとプロの保管術の具体的な内容に迫る! 専門的な視点でご紹介しています。

「たかが折りたたむ順番だけで、そこまでフレームに影響が出るのか」と疑問に感じる方も少なくありません。しかし、眼鏡の修理工房やフィッティング現場を取材すると、持ち込まれる「フレームの歪み」「テンプルの浮き」の約3割が、日々の間違った開閉癖に起因していると技術者は指摘します。

右からたたむ習慣を数カ月続けると、以下の構造的ダメージが蓄積していきます。

  • 蝶番(丁番)ネジの偏摩耗と緩み:逆順でたたむとネジ穴に対して斜めの応力(モーメント荷重)がかかり続け、ネジの緩み防止ワッシャーの破損やネジ山自体の潰れを引き起こします。
  • テンプルの左右非対称な広がり:右テンプルが下側に無理やり押し込まれることで、左右の開き角度が非対称になり、かけたときにメガネが片側へ傾く原因となります。
  • フロントカーブの狂い:重なり合ったテンプルの反発力がリム(レンズ枠)に伝わり、レンズの光学中心(アイポイント)が瞳の位置からズレて眼精疲労を招きます。
項目正しい手順(左から)誤った手順(右から)編集部の見解・影響度テンプルの重なり左テンプルが下、右テンプルが上右テンプルが下、左テンプルが上JIS規格に準拠した設計通りの収まり丁番(ヒンジ)への負荷最小限(設計クリアランス内)過度なねじれ応力が発生長期的にはネジ緩みやヒンジ破損に直結ケース収納時の安定性厚みが均等でフラットに収まる片側が浮き上がり蓋に圧迫されるケース内でレンズにテンプル先端が衝突する危険想定フレーム寿命3年〜5年以上(適切なお手入れ時)1年未満でガタつき・歪み発生例多数買い替えサイクルの短縮・余計な出費に
松本 悠斗
著者

松本 悠斗

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。