白猫タロットのベースは、世界標準である「ライダー・ウェイト版」です。大アルカナ22枚、小アルカナ56枚の計78枚で構成され、番号の並び(8番:力、11番:正義)もウェイト版に準拠しています。基本的な白猫タロットの意味はウェイト版と共通しており、市販のタロット教本をそのまま活用して学習を進めることができます。
しかし、細部のシンボリズムには白猫タロット独自のアレンジが施されています。この違いを理解することが、より深みのあるリーディングを行う鍵となります。
例えば、「愚者(The Fool)」のカードでは、伝統的な犬の代わりに小さなネズミが足元に描かれており、猫とネズミの奇妙な関係性がユーモアを漂わせます。「死神(Death)」のカードでは、不気味な骸骨ではなく黒い鎧をまとった精悍な白猫の騎士が登場し、破滅ではなく「劇的な刷新と再生」というポジティブな側面が強調されています。
カードの象徴体系を過剰に複雑化させず、日常的な感情や仕草に置き換えているため、タロット学習を始めたばかりの初心者であっても、絵柄から物語を直感的に想起しやすい構造になっています。