圧倒的な利便性を持つ一方で、購入前に把握しておくべき特有の弱点やデメリットも存在します。「空気入れ不要=メンテナンスフリー」と誤認すると、思わぬトラブルに直面することになります。
第一の盲点は「畳んだ状態での重量感」です。芯材に高密度ボードを使用しているため、一般的なビニールプール(約1kg未満)に比べて本体重量が2.5kg〜4.5kg前後あります。持ち運び時にずっしりとした重みを感じるため、キャンプ場や公園へ気軽に持ち出す用途にはやや不向きです。
第二の注意点は「乾燥時の折り目への配慮」です。アコーディオン状に畳める構造上、パネルとパネルの隙間やヒダの部分に水滴が残りやすくなります。完全に乾かさずに折りたたんで物置に収納してしまうと、翌シーズンに取り出した際に黒カビや異臭が発生する原因になります。使用後はしっかり日陰で干し、パネルの継ぎ目をタオルで拭き取るひと手間が長持ちの鉄則です。
また、「側面が柔らかくないため、子どもが縁に勢いよく体を預けると外側に折れ曲がり、水が一気に溢れ出る」という物理的特性もあります。プールの縁をクッション代わりに寄りかかる使い方はできない点も留意が必要です。