ボートレース徳山が全国有数の「イン天国」と呼ばれる最大の要因は、地理的条件とコースレイアウトにあります。本場は瀬戸内海(徳山湾)の奥深くに位置し、背後には太華山(たいかざん)がそびえ立つため、外洋からの強風や季節風が大幅に遮断されます。年間を通じて静水面が保たれやすく、スタートラインに対して水面がフラットである点がイン逃げを強固に支えています。
さらに、第1ターンマーク付近の水面幅が広く設計されており、1コースの選手が握って回ってもマイシロ(旋回スペース)を十分に確保できます。これにより、他艇の差しやまくりを警戒しすぎずにスピードを保った旋回が可能となります。水質は海水のため浮力が高く、体重の重い選手でもスピードを落とさずにターンできる環境が整っています。
加えて、朝から昼にかけて開催されるモーニングレースでは、1号艇にA級選手を固定配置するシード番組が複数組まれます。こうした構造的要因が重なり合い、ボートレース徳山のイン勝率が高い理由として不動の地位を築いています。