ひとくちに「アルバム」と呼んでも、音楽業界には役割や制作目的が異なる複数の分類が存在します。代表的な種類を把握しておくと、作品への理解がより深まります。
1. オリジナルアルバム(Original Album)
アーティストがその作品のために書き下ろした未発表新曲を中心に構成されたフルアルバムです。制作当時の心境やテーマ性が色濃く反映されるため、音楽ファンや批評家がアーティストの真のクリエイティビティを評価する対象となります。
2. ベストアルバム(Greatest Hits / Best Album)
過去にヒットしたシングル曲や代表曲、ファン投票で選ばれた楽曲を網羅した編集盤です。新規リスナーの入門用やキャリアの区切りにリリースされることが多く、既発曲が中心となる点がオリジナルアルバムと決定的に異なります。
3. コンセプトアルバム(Concept Album)
アルバム全体を通して1つの物語や明確な哲学的テーマが描かれている作品です。曲順や曲間のインターバル(無音部分)まで綿密に計算されており、頭から最後まで通して聴くことで初めて真価を発揮します。
4. セルフカバー・ライブ・コンピレーションアルバム
他者への提供曲を自身で再録音した「セルフカバーアルバム」、コンサート音源を臨場感そのままに収録した「ライブアルバム」、特定のテーマやレーベル所属歌手の曲を集めた「コンピレーションアルバム」など、企画性の高いパッケージも多岐にわたります。