朝に行う運動の内容によって、身体にかかる生理的負荷の種類や危険度のレベルは大きく異なります。起床直後の状態で行った場合の代表的なトレーニング種目のリスクを検証します。
特に寝起き筋トレのデメリットとして見落とされがちなのが、脊椎や椎間板へのダメージです。夜間に水分を吸収して膨張した椎間板は、朝起きてすぐの時間帯が最も外圧に対してデリケートです。この状態でデッドリフトやスクワットのような軸圧がかかる種目を行ったり、強い腹圧をかけたりすると、腰椎椎間板ヘルニアを発症するリスクが跳ね上がります。
同様に、寝起きランニングの危険な理由には、冬場の外気によるヒートショックも含まれます。暖かい布団から急激に冷え切った屋外へ飛び出すと、皮膚血管が急激に収縮し、最高血圧が瞬時に30〜50mmHg以上跳ね上がることが確認されています。これらが重なることで、重大な心血管イベントが誘発されるのです。