店頭で多くの人が迷うのが「ストッキングとタイツの境界線」および「20デニールと30デニールのどちらを選ぶべきか」という点です。日本靴下工業協会の定義では、一般的に25〜30デニール未満のものをストッキング、30デニール以上をタイツと大別することが多いものの、メーカー各社は「薄手でもタイツ特有のしなやかなサポート力とカバー力を持つもの」をシアータイツとして展開しています。
ストッキングは主に透明感と素肌補正を目的とし、ポリウレタン糸にナイロンを1回巻きつけた単糸(SCY)を用いることが主流です。対して20デニールタイツは、極細の複合弾性糸を交編またはオールスルーで高密度に編み上げることで、ストッキングに近いシアー感を維持しながら、タイツならではの横伸びの良さと肌あたりの滑らかさを両立させています。
以下の表は、足元の見え方や機能性における各デニールの客観的データをまとめたものです。
20デニールと30デニールの違いを比較すると、見た目の軽やかさに明確な差が出ます。20デニールは遠目からでもはっきりと素肌のトーンが透けて見えるため、軽快でドレッシーな印象を与えます。一方、30デニールは透け感が抑えられるため、より真面目でコンサバティブな雰囲気を演出できます。