幸せって何だろう?心理学と脳科学が解き明かす幸福の決定打

幸せって何だろう?心理学と脳科学が解き明かす幸福の決定打

幸せって何だろう?心理学と脳科学が解き明かす幸福の決定打についての最新情報を徹底解説します。

では、具体的にどのような行動を積み重ねれば、持続的な幸福を手に入れることができるのでしょうか。ポジティブ心理学の創始者マーティン・セリグマンらが提唱するPERMAモデル(Positive Emotion, Engagement, Relationships, Meaning, Accomplishment)に基づき、エビデンスが確認されている実践的ルーティンをまとめました。

最も手軽で即効性があるのが「スリーグッドシングス(3つの良いこと日記)」です。就寝前の3分間、その日に起きた「良かったこと」「ありがたかったこと」を3つだけノートに書き出します。「朝のコーヒーが美味しかった」「電車で席に座れた」「同僚が資料の不備を指摘して助けてくれた」といった極めて些細な出来事で構いません。人間の脳には危険を察知するためにネガティブな情報へ偏向する性質(ネガティビティ・バイアス)がありますが、このワークを2〜3週間継続することで、脳の注意の向け先が「不足」から「充足」へと再配線(リワイヤリング)されます。

【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準

内省や習慣の改善を進めるにあたり、現在の心のエネルギー状態によって取るべきアプローチは異なります。以下の基準を参考に、無理のない選択をしてください。

▼このアプローチが向いている人(実践をおすすめできる人):

  • 日々の仕事や生活は回っているものの、どこか空虚感やマンネリを感じている人
  • SNSを見る時間が長く、同世代の活躍や私生活に対してモヤモヤした焦りを抱きがちな人
  • 世間の「勝ち組・負け組」の価値観に疲れ、自分だけの心地よい生き方の基準を作りたい人
  • 感情の波に振り回されず、論理的・科学的にメンタルを安定させたい人

▼慎重になるべき人(今は立ち止まるべき人):

  • 重度の睡眠障害や食欲不振、全身の倦怠感が2週間以上続いている人(※習慣作りではなく、心療内科等の受診と絶対的休養が最優先です)
  • 「感謝できない自分はダメだ」と、ワークを行うこと自体が自責の材料になってしまう真面目すぎる人
  • 現在進行形で理不尽なハラスメントや暴力、極度の過労環境に晒されている人(※認知を変えるのではなく、その環境から物理的に逃走することが先決です)
清水 千尋
著者

清水 千尋

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。