『プリンセスと魔法のキス』シャーロットが「最高の聖女」と愛される理由

『プリンセスと魔法のキス』シャーロットが「最高の聖女」と愛される理由

『プリンセスと魔法のキス』シャーロットが「最高の聖女」と愛される理由にまつわる興味深い視点を分かりやすく発信ます。

世界中のファンがシャーロットを「本物の聖女」と認めた決定打は、映画終盤の時計台のシーンに集約されています。彼女の幼少期からのたったひとつの切なる夢は「本物の王子様と結婚してプリンセスになること」でした。その千載一遇のチャンスとして現れたのが、マルドニアのナヴィーン王子です。

魔術師ファシリエの呪いによってカエルに変えられていたナヴィーンを人間に戻すには、カーニバルの女王に選ばれ「仮初めのプリンセス」となったシャーロットのキスが必要でした。しかし、呪いを解くリミットである午前0時の時計の針が目前に迫る中、シャーロットはナヴィーンとティアナが旅路の中で心を通わせ、真実の愛で結ばれている事実を目の当たりにします。

常人であれば「長年の夢を叶えたい」「王子を奪われたくない」という嫉妬やエゴが生まれてもおかしくない修羅場です。ところが、彼女が取った行動は映画史に残る高潔なものでした。涙ぐむ親友の手を取り、迷うことなく言い放ちます。

「私はあなたの幸せを祈るわ。夢が叶わなくても、親友の幸せのほうがずっと大切よ」

このシャーロットの名言と共に、彼女は午前0時の鐘が鳴り響く中、見返りを一切求めず、ただ純粋にナヴィーンを元の人間に戻してティアナと結ばせるためだけにキスを試みます。惜しくも時間は過ぎて呪いは解けませんでしたが、自身の生涯の悲願を即座に投げ捨て、友の愛のために祈りを捧げたこの姿こそ、ファンが彼女を「最高の聖女」と崇める最大の理由です。

石川 優花
著者

石川 優花

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。