宮本和志の代名詞とも言えるのが、日本人レスラーの標準を遥かに超越した異次元のバルク(筋量)です。全盛期には体重120kgを超え、ベンチプレスはMAX220kg以上を記録。盛り上がった僧帽筋や丸太のような上腕筋は、ヘビー級の外国人選手と並んでも見劣りしない圧倒的な迫力を誇っていました。
その極端な筋肥大から、ファンの間では常に「ステロイド(筋肉増強剤)を使用しているのではないか」という疑惑が囁かれてきました。日本のプロレス界は欧米の主要メジャー団体やWADA(世界アンチ・ドーピング機構)のような統一された厳格な薬物検査体制を敷いていない時期が長く、ビジュアルの急激な変化に対して疑念が生じやすい構造的な背景が存在します。
本人はこれまで、徹底した高重量トレーニングと1日数千キロカロリーに及ぶ食事管理の賜物であることを公言しています。近年では自身の肉体改造メソッドを体系化し、パーソナルトレーニングジムでの指導に注力。極端なバルク重視から、関節の可動域や機能性を重視した実戦的トレーニングへとシフトしています。