丸尾滝のもう一つの大きな見どころが、日没後に行われるライトアップです。漆黒の闇のなかに、白く泡立つ滝の流れと濛々たる湯けむりが照らし出される光景は、昼間の野趣あふれる姿とは一変して息を呑むほど妖艶な美しさを放ちます。現在も通年で日没から午後9時(21:00)頃まで点灯が実施されており、宿泊客の格好のナイトスポットとなっています。
しかし、夜間の訪問には昼間以上の警戒が必要です。現場の街灯は限られており、ライトアップされているのはあくまで滝本体と展望柵周辺のみ。駐車場から展望スペースへ足を踏み出す際の足元は思いのほか暗く、段差や路面の凹凸が見えにくくなっています。
さらに警戒すべきは、国道223号線を走行する夜間車両のスピードです。山間のワインディングロードであるため、通過車両の速度が上がりやすく、見通しの悪い夜間に駐車場から車道側へはみ出して歩行したり、無理に出庫を試みたりする行為は極めて危険です。夜間に訪れる際は、スマートフォンのライト等で足元を照らしつつ、同乗者を含めて道路側へ不用意に近づかない「物理的・心理的境界線」を意識することが肝要です。