内視鏡で観察しても喉に腫れや赤みが一切ないにもかかわらず、強い異物感が続く場合、咽喉頭異常感症(東洋医学では「梅核気(ばいかくき)」)が疑われます。心理的なプレッシャーや過労が重なると、ヒステリー球とストレスの相関関係によって食道入口部の筋肉が過剰に緊張し、まるでピンポン球や梅の種が喉に詰まっているような錯覚を生み出します。
この症状には顕著な特徴があり、「食事中など何かに集中しているときは気にならないが、リラックスしようと安静にしているときやつばを飲み込むときに強く感じる」傾向があります。自律神経失調症に伴う喉のつまりも同様のメカニズムで発生するため、心身の休養や漢方薬(半夏厚朴湯など)の処方によって緊張を緩めるアプローチが有効です。