ニンニクを収穫した直後の土壌に、絶対に植えてはならない代表格がエダマメ、インゲン、落花生などのマメ科野菜です。ニンニクの根から分泌される強い抗菌成分(アリシン由来物質)は土中の病原菌を減らす一方で、マメ科植物の根に共生して空気中の窒素を固定する「根粒菌」の活動まで強力に阻害してしまいます。その結果、マメ科が十分に窒素を取り込めず、株が黄色く変色して収量激減を招くリスクが高まります。
もう一つのNGパターンは、タマネギ、長ネギ、ニラ、ラッキョウといったヒガンバナ科(旧ユリ科)ネギ属の連続栽培です。同じ科の作物を続けて植えると、土中の微生物バランスが極端に偏り、黒腐菌核病やさび病などの土壌伝染性病害が爆発的に発生しやすくなります。ニンニク自体の連作はもちろん、ネギ属の仲間をそのまま後作に据えるのは避けなければなりません。
また、痩せ地を好むサツマイモをニンニク直後に植える際も注意が必要です。ニンニク栽培で施した元肥や追肥が土中に多く残っている場合、サツマイモがつるばかり伸びてイモが太らない「つるボケ」を引き起こす原因になります。サツマイモを後作にするなら、無肥料で植え付けるか、他の吸肥力の高い野菜を挟んだ後に回す工夫が求められます。