勝山の地は、古くから山岳信仰の拠点として栄えてきた歴史を持つ。白山を開山したとされる泰澄大師の足跡が随所に残り、豊かな自然崇拝の文化が今も地域に息づいている。温泉へ向かう道すがら、ぜひ立ち寄りたいのが越前大仏(大師山清大寺)だ。圧倒的なスケールを誇る大仏本尊と壁一面に並ぶ無数の小仏像は、訪れる者を圧倒する静謐な迫力を放つ。
歴史ある寺社仏閣を歩き、奥越前の深い信仰の歴史に思いを馳せたあとに浸かる温泉は、身体だけでなく心までも清めてくれるような趣がある。地域の歴史と自然が織りなすストーリーを体感できる点も、この土地が持つ大きな魅力だ。