「乗」の総画数は9画です。一見するとパーツが多く複雑に見えますが、上から下へ、外から中への基本原則を正しく理解すれば、迷うことなくスムーズに書けるようになります。頭の中でアニメーションを再生するように、1画ずつ確認していきましょう。
【第1ステップ:上部の土台を作る(1〜2画目)】
まず1画目は、漢字のてっぺん中央にある短い左払い(ノ)です。上から左斜め下へ向かって払います。続いて2画目は、その下を水平に通る横画(一)を左から右へやや右上がりに引きます。この「ノ」を書いてから横線を引く順序は、漢字「千」の書き始めと同じ構造です。
【第2ステップ:中段の縦棒を並べる(3〜5画目)※最大の難所】
2画目の横線の下に、縦棒を3本配置します。ここが最も間違いやすいポイントです。まず3画目として左側の短い縦棒を上から下へ引き、次に4画目として右側の短い縦棒を引きます。そして5画目に、中央を長く貫通する中心の縦棒をまっすぐ上から下へと下ろします。「左右の縦棒を先に書き、最後に中央の縦棒を通す」という順序を絶対に崩さないことが肝要です。
【第3ステップ:下部の支えと左右の払い(6〜9画目)】
6画目は、中段を支える幅の広い長い横画(一)を左から右へ力強く引きます。次に7画目は中央左側から外へ向かう短い左払い、8画目は下部左側へ長く伸ばす左払いです。そして最後の9画目として、中央下から右下へ向かってしっかり力を込め、最後にゆっくりと右払いを抜きます。