1991年のデビューから瞬く間にトップスターへと駆け上がった上杉昇 WANDS時代。テレビ朝日の『ミュージックステーション』をはじめとする音楽番組に出演するたび、視聴者の目を釘付けにしたのが、その類まれなる端正な顔立ちでした。涼しげで鋭い目元、すっきりと通った鼻筋、そしてシャープなフェイスラインは、当時の男性アイドルや俳優と比較しても際立った存在感を放っていました。
ネット上で現在も拡散される上杉昇 イケメン画像の多くは、ミリオンセラーを記録した『時の扉』(1993年)や『もっと強く抱きしめたなら』、そして国民的アニメ『SLAM DUNK』の第2期エンディングテーマに起用された『世界が終るまでは…』(1994年)のリリース前後のものです。肩まで伸びたストレートヘアや、無造作にセットされたグランジ調のパーマスタイルは、当時の若者たちのファッションアイコンとしても絶大な影響力を持ちました。
特筆すべきは、単なる「ビジュアル先行のボーカリスト」では決してなかった点です。甘いマスクの奥から放たれるのは、芯が太く伸びやかなハイトーンボイスと、聴き手の胸を締め付けるエモーショナルな表現力でした。天性の容姿と天賦の歌唱力を併せ持ったフロントマンの登場は、90年代ビーイングブームの象徴的な出来事として音楽史に深く刻まれています。