彼が背負った罪の深さとその社会的影響を理解するには、2015年12月26日に発生した高橋健一 事件の経緯を避けて通ることはできません。この日、警視庁は世田谷区内の高校に忍び込み、体育館の更衣室から女子生徒の制服や体操服などを盗み出した建造物侵入および窃盗の疑いで高橋を逮捕しました。
警察の捜査が進むにつれ、その犯行が単発の過ちではなく、20年以上にわたって常習的に繰り返されていた事実が発覚します。自宅からは約600点、数十校分に及ぶ大量の制服や衣服が押収され、日本中に計り知れない衝撃を与えました。取り調べに対し、高橋は「性的な欲求を満たすためだった」「20年ほど前からやっていた」と容疑を大筋で認め、その異常な執着と二重生活の落差にファンや関係者は言葉を失いました。
事件の一報を受け、所属事務所であったプロダクション人力舎は迅速かつ厳しい対応を下しました。逮捕からわずか3日後の2015年12月29日、事務所は高橋健一との専属契約を解除。これに伴い、2000年の結成から15年間にわたり活動を続けてきたキングオブコメディ解散理由が決定づけられました。同日、事務所の公式サイトには解散の告知とともに、相方であった今野浩喜の無念の声明が掲載される事態となったのです。