山形基夫氏の生涯を振り返る上で欠かせないのが、一人の優れた臨床外科医としての輝かしい実績です。東京都出身の山形氏は、医学部を卒業後、消化器外科を専門とする外科医としての道を歩み始めました。
勤務先として広く知られているのが、国内屈指の高度医療を提供する駿河台日本大学病院(現・日本大学病院)です。同病院の外科において中核的な役割を担い、難易度の高い腹部手術や消化器系疾患の治療に尽力。同僚医師や看護師からの信頼は極めて厚く、「手術の腕が確かであるだけでなく、患者への説明が丁寧で腰が低い」という評判が院内外に定着していました。
結婚発表時の会見や報道で公開された顔写真では、知的な眼鏡の奥に穏やかな笑みをたたえたダンディな風貌が印象的で、世間からは「非常に清潔感があり、包容力に満ちた紳士」「誰もが憧れる絵に描いたようなエリート医師」と絶賛されました。家族構成としては、鈴木杏樹さんとの間に子どもはいませんでしたが、多忙を極める芸能活動を精神面・健康面から力強く支え続け、おしどり夫婦として穏やかな私生活を築いていました。