「自分も一度は溜席の妖精のように、最前列の砂かぶり席で相撲を観てみたい」と憧れるファンは少なくありません。しかし、砂かぶり席は贅沢なVIPシートであると同時に、相撲競技の「現場」そのものであり、一般のスポーツ観戦とは全く異なる緊張感を伴います。
トラブルを避け、最高の大相撲体験を得るために、砂かぶり席に向いている人と慎重に検討すべき人の条件を客観的に提示します。
砂かぶり席観戦が向いている人の条件
- 力士の息遣いやぶつかり合う衝撃音を肌で体感したい人:筋肉が擦れ合う音、土俵に散る砂、力士の汗や気迫をダイレクトに浴びる圧倒的な臨場感は砂かぶり席でしか味わえません。
- 長時間の正座や端座に耐えられ、静かに観戦できる人:背筋を伸ばし、スマホを触らずに伝統芸能としての相撲美を心から味わいたい人には最高の環境です。
- 危機察知能力が高く、咄嗟の身のこなしができる人:150kgを超える力士が頭から飛び込んでくる可能性があるため、常に土俵から視線を外さず、危険を回避できる注意力が必要です。
砂かぶり席観戦をおすすめできない・慎重になるべき人の条件
- お酒や焼き鳥を楽しみながらリラックスして観戦したい人:飲食禁止のため、国技館名物の焼き鳥やビールを味わいたい方は、迷わず1階マス席か2階イス席を選ぶべきです。
- 写真撮影やSNS投稿をメインの目的にしたい人:取組中の撮影は禁止されており、違反すると呼出や警備員から注意を受けます。
- 腰痛や膝の痛みがある人、小さな子ども連れの人:砂かぶり席は座布団敷きであり、椅子の背もたれはありません。また、力士転落時の安全確保が難しいため、6歳未満の幼児・乳幼児の入場は相撲協会の規定で禁止されています。