鯛めしに用いる素材は、食べるシーンや調理の手間に応じて使い分けるのが賢い選択です。平日の夕食や小さな子どもがいる家庭では、鯛の切り身を炊飯器に入れるスタイルが最も扱いやすく人気を集めています。骨が少なく、炊き上がり後に身をほぐす作業が数分で完了するため、調理ストレスを大幅に軽減できます。
一方、より濃厚なコクと風味を追求したい場合は、鯛のアラから抽出した出汁を炊飯器で活かす手法が適しています。カブトや中骨には濃厚なコラーゲンとゼラチン質が含まれており、煮出した出汁で米を炊けば格別のコクが生まれます。
尾頭付きや骨付きの身を使う際の骨取りのコツは、炊き上がった直後の熱いうちに鯛を一旦バットへ取り出すことです。身が柔らかい状態で背骨に沿って箸を入れると、大きな骨から小骨まで一気に外れます。骨を完全に取り除いてから身を内釜へ戻し、さっくりと全体を切るように混ぜ合わせましょう。