日本のエンタメ市場において、韓国ドラマに匹敵する勢いでファン層を拡大し続けている中国ドラマ。その最大の魅力は、ハリウッド映画にも引けを取らない規格外のスケール感と緻密な美術設定にあります。1作品あたりの制作費が数十億円から百億円を超えるケースも珍しくなく、広大なオープンセットの建設や数千着に及ぶ手縫いの衣装、最先端のVFX技術が織りなす映像美は、視聴者を一瞬で非日常の世界へと引き込みます。
さらに見逃せないのが、視聴者を飽きさせない「ジェットコースター型のストーリーテリング」です。全40話〜70話という長尺でありながら、伏線回収の鮮やかさや強烈なクリフハンガー(次回への引き)の連続により、「1話だけのつもりが徹夜で観てしまった」という声が後を絶ちません。愛憎入り乱れる人間ドラマ、知略を尽くした宮廷の権力闘争、そして切なくも一途な恋愛模様が、多くの視聴者を深い「沼」へと誘っています。