無線教習中に受講生が最も恐れるトラブルが「指示された交差点を通り過ぎてしまった」「無線が途切れて指示が聞き取れなかった」という事態です。しかし、ここで明確にしておくべき現場の共通ルールがあります。
道を間違えること自体は減点・失敗の対象には一切なりません。
指導員が見ているのは「指定されたルートを暗記しているか」ではなく、「予期せぬ状況に遭遇した際に安全な行動が取れるか」という一点です。以下のトラブル別対処法を頭に入れておくだけで、大半のパニックは回避できます。
- 指示が聞き取れなかった場合:無理に急ブレーキを踏んだり、突然の進路変更をしたりせず、そのまま直進を維持してください。指導員は車輪の動きを見て指示が届いていないことを把握し、次の安全な地点で「〇番車、そのまま直進して外周を回ってください」と再指示を出します。
- 曲がる場所を通り過ぎた場合:慌ててバックしようとしたり、強引にハンドルを切ったりするのは厳禁です。そのまま前進し、コースを一周して元の位置へ戻れば問題ありません。
- 縁石に乗り上げそうになった場合:指導員が乗っていないため、補助ブレーキは作動しません。違和感を覚えたら即座に自らブレーキを踏んで完全に停止し、指導員からの無線指示を待つのが最も安全な対応です。
「間違えても止まるか、安全に直進すれば命取られることはない」という割り切りを持つことが、無線教習をノーミスで切り抜ける最大の秘訣です。