アダム・グラント氏の研究で最も衝撃的だった事実は、「組織で最も業績が低い層も、最も業績が高い層も、どちらもギバーである」という点でした。同じように親切でありながら、なぜ真逆の結果が生まれるのでしょうか。
その分岐点は、「自己犠牲型ギバー」か「他者志向型ギバー」かにあります。
■ 損をする「自己犠牲型ギバー」の特徴:
・自分の時間やエネルギーを度外視して頼まれごとを引き受ける
・テイカーの要求にも断り切れず応じてしまい、燃え尽き症候群(バーンアウト)に陥る
・「嫌われたくない」「相手がかわいそう」という罪悪感から境界線を引けない
■ 成功する「他者志向型ギバー」の特徴:
・自分の目標や健康、時間を大切にした上で、余力をもって他者を支援する
・相手が「ギバー」や「マッチャー」である場合は惜しみなく協力するが、「テイカー」に対しては毅然と距離を置く
・5分以内でできる親切(情報提供や人脈の紹介など)を効率的に行う「5分間の親切ルール」を実践する