旅行計画を立てる上で最大の落とし穴となるのが、平地との温度差です。富士霊園の敷地は標高約650m〜700mの高原地帯に広がっています。一般に標高が100m上がると気温は約0.6度下がるとされ、都心部や静岡市駿河区などの平野部に比べて約4度前後気温が低くなります。
この気候条件により、富士霊園のソメイヨシノは東京の満開から約1週間から10日遅れて満開を迎えるという明確なズレが生じます。都心の桜が散り始めた頃に、ようやく小山町の蕾がほころび始める計算です。
2026年の気象庁長期予報および民間気象各社の暖冬・寒の戻りデータを踏まえた、富士霊園の最新開花シミュレーションは以下の推移を辿ると予測されます。
- 咲き始め(開花):2026年3月30日頃
- 5分〜7分咲き:2026年4月4日前後
- 満開(見頃ピーク):2026年4月7日〜4月12日頃
- 桜吹雪・散り始め:2026年4月14日以降
さらに富士霊園の景観を唯一無二にしているのは、品種構成の絶妙なバランスです。園内にはソメイヨシノ約1,000本に加え、山桜(ヤマザクラ)やシダレザクラなど約7,000本が混植されています。ソメイヨシノが散り始めるタイミングで野性味あふれるヤマザクラが新緑の赤芽とともに花を開くため、全体としての鑑賞可能期間が平地よりも遥かに長いというアドバンテージを持っています。