生理前に涙が止まらないのはなぜ?Pmddとホルモン急変の真相

生理前に涙が止まらないのはなぜ?Pmddとホルモン急変の真相

生理前に涙が止まらないのはなぜ?Pmddとホルモン急変の真相の重要なポイントについて、分かりやすい解説を詳しくお届けします。

Q1:生理前だけでなく、生理が始まってからも涙や気分の落ち込みが続くのは異常でしょうか?
A1:生理開始後も強い抑うつや涙が4日以上続く場合、ホルモン変動のみを原因とする典型的なPMSやPMDDではなく、通常のうつ病や適応障害、あるいは甲状腺機能低下症などの内科的疾患が隠れている可能性があります。生理開始と同時にメンタルが回復しない場合は、婦人科ではなく心療内科や一般内科を受診し、血液検査を含めた全身状態のスクリーニングを受けることを推奨します。

Q2:低用量ピルを服用すると、逆にメンタルが落ち込んだり涙もろくなったりしませんか?
A2:ピルの飲み始めの1〜2ヶ月間は、体がホルモン剤に順応する過程で一時的に吐き気や軽度の気分の浮き沈み(不正出血など)が生じる場合があります。しかし通常は2〜3周期継続することでホルモンバランスが安定し、多くのケースで生理前の激しい感情の波は劇的に改善します。万が一、服用開始後に抑うつが長期化・重篤化する場合は薬の種類(プロゲスチンの世代)を変更するか、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)など心療内科的アプローチへの切り替えを医師と相談してください。

Q3:パートナーや職場の上司に「生理前の涙」を理解してもらうにはどう伝えればよいですか?
A3:感情が高ぶっている生理前のタイミングを避け、心身が安定している生理後の「卵胞期」に客観的なデータを用いて伝えるのが鉄則です。「甘えているわけではなく、PMDDというホルモンと脳内物質の急変による医学的な症状であること」「生理前の〇日間は業務負荷を平準化したいこと(あるいは無理に構わずそっとしておいてほしいこと)」を具体的に言語化し、基礎体温表や受診時の診断メモなどを共有すると、個人の性格問題ではなく医学的配慮事項として認識されやすくなります。

中川 明日香
著者

中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。