モップみたいな犬の正体とは?ドレッドヘアの理由と飼育実態を徹底解剖

モップみたいな犬の正体とは?ドレッドヘアの理由と飼育実態を徹底解剖

モップみたいな犬の正体とは?ドレッドヘアの理由と飼育実態を徹底解剖とは一体何なのか? 背景や要点を簡潔に解説します。

インターネット上の掲示板やSNSでは、モップ犬に対していくつかの決定的な誤解が拡散されています。その最たるものが「抜け毛が床に落ちないから室内飼いに最適」という言説です。

確かに、抜けたアンダーコートは外に抜け落ちず既存のコード(毛束)の中に絡め取られていくため、フローリングに毛が散乱する量は一般的なダブルコートの犬種より少ない傾向にあります。しかし、それは「毛が抜けない」のではなく、「抜けた毛がすべて体に蓄積されている」だけに過ぎません。

コード状の被毛は、外出時にあらゆる異物を強力に吸い寄せる「天然の粘着ローラー」と化します。散歩に出れば、枯葉、小枝、泥水、砂利、虫が毛束の隙間に絡まりつき、排泄時には尿や便が毛先に付着しやすい構造になっています。散歩から帰るたびに毛束を1本ずつチェックし、異物を手作業で除去する手間は、毎日の掃除機がけよりも遥かに膨大な時間を消費します。

また、「モップのようにのんびり床で寝そべっている癒やし系」というイメージも現場の真実とは乖離しています。特にコモンドールは、狼を相手に命がけで戦ってきた護衛犬の血筋です。見知らぬ来訪者や外敵に対しては強烈な警戒心と威圧感を発揮するため、初心者や生半可な訓練技術ではコントロール不能に陥る危険性を孕んでいます。

田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。