「熱」という目に見えないエネルギー現象は、決して抽象的な数式の中にだけ存在するものではありません。温度計の目盛りを動かすダイレクトな力である「顕熱」と、物質の状態変化の裏で莫大なエネルギーを出し入れする「潜熱」。この2つの振る舞いと関係性を正しく切り分けて捉えることこそが、物理現象の本質を見抜く第一歩です。
猛暑の過酷化と住宅・ビルの高断熱化が同時に進む現在、従来の「設定温度を下げさえすれば快適になる」という短絡的なアプローチは完全に通用しなくなっています。私たちが日々暮らす室内で、今どちらの熱が過剰になっているのか。顕熱負荷と潜熱負荷のバランスを見極め、湿り空気線図の視座を持って空調をコントロールすること。それこそが、エネルギーコストを最小限に抑えながら、心身ともに健やかに過ごせる真の快適空間を手に入れるための最も確実な鍵となります。 (出典: 顕 熱 と は(Yahoo!ニュース))
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