バーベキュー炭の量は1人何キロ?現場取材で判明した失敗ゼロの黄金比

バーベキュー炭の量は1人何キロ?現場取材で判明した失敗ゼロの黄金比

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バーベキュー終了時、燃え残った炭にバケツで直接水をかける行為は極めて危険です。1000度近くに達している炭に水をかけると、一瞬で高温の水蒸気爆発が発生して火傷を負うリスクがあるほか、金属製グリルの急冷による熱歪みや破損を引き起こします。

最も安全かつ知的な処理方法は、火消し壺を使った安全な消火方法です。金属や陶器製の密閉型火消し壺にトングで炭を1つずつ移し、フタを閉めて酸素を完全に遮断します。空気がなくなれば炭は15〜20分程度で確実に鎮火します。

この窒息消火によって作られた炭は「消し炭(けしずみ)」と呼ばれます。一度炭化して余分な不純物が飛び、多孔質構造が剥き出しになっているため、次回バーベキューを行う際に新品の炭よりも圧倒的に火がつきやすい極上の火種へと生まれ変わります。経済的にも環境面でも、火消し壺の導入はアウトドアの必須マナーと言えます。

また、使い切れずに余った炭の保存方法と湿気対策を怠ると、次のシーズンで悲惨な目に遭います。炭は木炭脱臭剤として使われるほど吸湿性が高いため、購入時の段ボールのままベランダや屋外物置に放置すると、大気中の湿気を限界まで吸い込みます。湿気を吸った炭に火をつけると、内部の水分が急膨張して激しく爆ぜ、火の粉が飛び散って衣服に穴を開けたり火傷の原因になります。

余った炭は、厚手のビニール袋(45Lゴミ袋を二重にするのが有効)に入れ、袋の中にシリカゲルなどの乾燥剤を同封して空気を抜いて密閉します。そのうえで直射日光の当たらない屋内の乾燥した場所に保管すれば、翌シーズンでも新品同様の火付きを維持できます。

井上 凛
著者

井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。