成績開示の内容を確認し、「試験の出来栄えやレポート提出状況から考えて、明らかに評価が不自然だ」と感じた場合に備え、大学側は不服申し立ての制度を用意しています。それが関学の成績調査の申請期間における手続きです。
成績調査とは、教員側の単純な採点ミス、点数入力の誤記、出席確認データの欠落といった「客観的な誤り」が存在しないかを再確認する正式な申請手続きです。しかし、この制度には非常にシビアな制約が存在します。まず、申請受付期間が「成績発表日を含むわずか2〜3日間」と極めて短期間に設定されている点です。締切時刻を1分でも過ぎた申請は一切受理されません。
また、申請理由として「あと少しで単位が足りないから救済してほしい」「就職が決まっているのでCにしてほしい」といった主観的な懇願は完全に門前払いとなります。「シラバス記載の評価割合に基づき、全課題を期日内に提出した受領証があり、期末試験も解答欄を全て埋めたにもかかわらずFとなっている理由の照会」といった、論理的かつ客観的な根拠の提示が必須です。
さらに、成績確定の直後には息つく間もなく関学の履修登録スケジュールが幕を開けます。秋学期の履修登録(春学期成績発表後)や新年度の春学期登録(秋学期成績発表後)では、落第した科目の再履修登録や、GPA制限(CAP制)に基づく登録可能単位枠の再計算を行わなければなりません。成績発表から履修登録完了までの約2週間は、学年進行を維持するための最も緻密な事務手続きが要求される期間といえます。