第12胸椎圧迫骨折で絶対Ngな禁忌動作|偽関節を防ぐ正しい過ごし方

第12胸椎圧迫骨折で絶対Ngな禁忌動作|偽関節を防ぐ正しい過ごし方

第12胸椎圧迫骨折で絶対Ngな禁忌動作|偽関節を防ぐ正しい過ごし方に関する主要なデータを丁寧に解説いたします。

Q1:受傷後、自宅で絶対にやってはいけない代表的なNG動作は何ですか?
A1:最も危険なのは「前屈(前かがみ・お辞儀)」と「体幹の捻り(ねじり)」です。具体的には、床の物を拾う、靴下を前かがみで履く、重い荷物や布団を持ち上げる、仰向けから腹筋を使って真上に起き上がる動作が該当します。これらは骨折した第12胸椎の前壁に猛烈な圧力をかけ、骨の再粉砕や圧潰を引き起こします。

Q2:コルセットは就寝中や入浴時も着用し続けなければいけませんか?
A2:原則として、就寝時は外すことが許可されるケースが多いですが、受傷直後や寝返り時の激痛が強い期間は医師の指示により簡易装具を着ける場合もあります。ベッドから起き上がる際は「起き上がる直前に布団の中で装着する」のが鉄則です。入浴時は骨が非常に無防備になるため、シャワー浴の許可が出るまでは清拭で済ませるか、医師の許可が出るまで独断での入浴・コルセット除去は絶対に避けてください。

Q3:痛みがほとんどなくなったら、リハビリや散歩を積極的に行っても問題ありませんか?
A3:痛みの消失は骨が固まった合図ではありません。骨癒合がレントゲンやCTで確認できるまでには最低でも受傷から2〜3ヶ月を要します。痛みが引いたからと自己判断で重いものを持ったり、長時間の散歩や体操を行うと、骨折部にせん断力が加わり「偽関節」へ移行する危険があります。画像診断で医師から骨癒合完了の診断が下りるまでは、禁忌動作の制限を緩めてはなりません。

井上 凛
著者

井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。