スパム被害に関して、インターネット上には「怪しいメッセージやタグ付けは触らずに放置していれば無害」という言説が広く流布しています。しかし、これは重大な認識の誤りです。
もちろん、記載されたURLをクリックしないことは大前提ですが、スパムアカウントからの接触を完全に放置し続けると、攻撃者の管理リスト上で「反応を待てば隙ができる可能性のある放置アカウント」と分類され、さらなるスパムの標的になるリスクがあります。さらに、勝手にタグ付けされた投稿を放置すると、あなたのフォロワーが「この人がタグ付けされているなら安全な企画なのかもしれない」と誤認し、被害が周囲へ連鎖する危険性も否定できません。
もし誤って不審なURLを開いてしまったときの対処法としては、第一に「絶対に個人情報やパスワードを入力せず、即座にブラウザのタブを閉じること」です。万が一パスワードを入力してしまった場合は、1秒を争います。直ちに正規のInstagramアプリの設定画面からパスワードを変更し、ログイン中の全デバイスからログアウト処理を実行してください。
すでにアカウントを乗っ取られ、パスワードもメールアドレスも変更されて締め出されてしまった場合は、ログイン画面の「パスワードを忘れた場合」からMeta社への不正アクセス異議申し立てを行う必要があります。自分自身の顔写真を自撮り動画(セルフィー動画)で撮影して本人確認を申請するプロセスを通じて、アカウントの復旧権限を取り戻す手続きを速やかに進めてください。