失敗を防ぐための普遍的な鉄則は、「断食に費やした日数と同じ、あるいはそれ以上の期間を回復期に充てる」ことです。たとえば3日間の絶食を行ったのであれば、最低でも3日間のファスティング回復期を確保しなければなりません。
最もデリケートな管理が求められる回復食1日目の献立は、固形物を極限まで排除した流動食からスタートします。その基礎となるのが重湯とおかゆの作り方の正しい理解です。重湯とは、白米を多量の水(米1に対して水10〜15倍の割合)でじっくりと弱火で炊き上げ、米粒が崩れた後に布巾や茶こしで濾した「デンプン質が溶け込んだ上澄み液」を指します。固形物を全く含まない重湯は、休止していた胃壁に一切の摩擦ストレスを与えず、穏やかに血糖値を持ち上げる最良の導入食となります。
段階的なステップアップのロードマップを以下の比較表にまとめました。自分の断食スケジュールに合わせて段階を追うことが肝要です。
第2段階以降で取り入れる消化に良い食べ物としては、繊維の細かい絹ごし豆腐、脂質の少ないタラやタイなどの白身魚、皮を厚くむいて柔らかく煮た人参やかぶが理想的です。咀嚼回数を増やすことで唾液中のプチアリン(アミラーゼ)が十分に混ざり合い、胃への消化負担を劇的に軽減できます。