札幌ドーム「ざまぁ」批判の真相|日ハム移転と巨額赤字を生んだ元凶

札幌ドーム「ざまぁ」批判の真相|日ハム移転と巨額赤字を生んだ元凶

札幌ドーム「ざまぁ」批判の真相|日ハム移転と巨額赤字を生んだ元凶にまつわる最新トピックを詳しく紐解きます。

詳細を見る

日ハムの自前球場構想は、突発的に持ち上がったものではありません。長年にわたるドーム側との摩擦と、積もり積もった不満が臨界点に達した結果でした。

象徴的だったのが、年間数十億円規模にのぼる過重なドーム使用料と関連収入の独占構造です。プロ野球開催時、球場内の飲食売上やグッズ売上、フェンス広告などの広告収入の大部分はドーム側の懐に入り、球団側の取り分は極めて限定的でした。日ハム側は経営改善のために運営権の一体化や使用料の減免を幾度となく打診しましたが、札幌市側は頑なに首を縦に振りませんでした。

さらに見過ごせないのが、選手生命に関わる施設環境の問題です。札幌ドームの人工芝はコンクリートの上に薄いマットを敷いただけの極めて硬い仕様で、主力選手の膝や足首に慢性的な負荷をかけ続けていました。球団が人工芝の張り替えやクッション性の改善を求めても、ドーム側はサッカー・イベント兼用を理由に消極的な対応に終始。当時の関係者から「嫌なら自分たちで球場を造ればいい」といった傲慢とも取れる発言が漏れ聞こえたことも、球団に自前のボールパーク建設を決断させる決定打となりました。

松本 悠斗
著者

松本 悠斗

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。