日本中が抱いた「なぜ何の罪もない子どもたちが犠牲にならなければならなかったのか」という疑問に対し、公判や捜査の過程で山田浩二の歪んだ人格と過去の犯行歴が浮き彫りになりました。
山田浩二は複雑な家庭環境に育ち、少年期から非行や粗暴行為を繰り返していました。過去に何度も養子縁組を行って改姓を重ねており、警察や周囲の目を欺こうとする行動パターンが染み付いていました。特筆すべきは、2002年にも寝屋川市内で男子中学生らを車に連れ込み、手錠をかけて監禁した強盗致傷・逮捕監禁事件を起こしていた点です。この事件で懲役12年の実刑判決を受け、出所したのが事件直前の2014年秋でした。
公判における検察側の指摘や鑑定留置の結果によると、山田は出所後も性的な嗜好や弱者に対する支配欲を克服できておらず、深夜に街を徘徊する少年少女をターゲットとして物色していました。犯行当夜、言葉巧みに2人を軽ワゴン車に誘い込み、車内という密室で自由を奪ったとされています。
法廷で山田は「車内で2人が急に体調を崩した」「熱中症のような症状で死亡した」などと不合理な弁解を終始展開し、自らの保身のために嘘を重ねました。しかし、司法解剖の結果や現場の客観的証拠から、山田が自らの欲望や犯行の発覚を恐れた末に、2人の口や鼻を粘着テープで塞いで窒息死させた冷酷な犯行実態が認定されています。