音楽雑誌のインタビューやメディア出演の際、米津玄師が語る創作への向き合い方や人間関係に対する考察は、多くのファンにとって人生の指針となっています。
かつて彼は、コミュニケーションについて「人間は根本的にわかり合えない生き物。だからこそ、わかり合おうとする行為そのものに価値がある」という趣旨の発言を残しています。他者を完全に理解することは不可能であると認めるからこそ、謙虚に対話を重ね、想像力を働かせることができるというリアリズムです。
さらに、大衆へ向けたポップソングを作る覚悟について尋ねられた際には、「自分の部屋の片隅で作った個人的なものが、誰かの生活に寄り添い、普遍的な美しさに変わっていくこと」への執着を明かしています。自らの弱さや恥部を晒け出して社会と対峙するその覚悟が、語録の一つひとつに圧倒的な説得力を与えています。