事件が世界的な問題へ発展する中、ペルー文化省は迅速な対応を見せた。リマの空港で押収された類似のミイラ状物体を徹底的に鑑定し、記者会見で「これらは地球外生命体ではなく、紙、接着剤、金属、動物の骨で作られた人形である」と断言。プレ・インカ時代の遺跡から不法に掘り出された人骨が流用された可能性を強く指摘した。
一方で、実験データが流用されたメキシコ国立自治大学(UNAM)も即座に声明を発表した。同大学の物理研究所は「提示された炭素14年代測定は、依頼主から持ち込まれたサンプルそのものの年代を示したに過ぎず、試料が宇宙人の遺体であると認定した事実はない」と明確に一線を画した。科学的権威の名称が都合よく利用された実態が、ここに浮き彫りとなった。