今日において本作が「奇跡のドラマ」と称される理由の一つに、生徒役として出演していた若手キャスト陣の驚異的な豪華さが挙げられる。1軍の主犯格として圧倒的な悪童ぶりを見せた菅田将暉、クラスの陰のキーマンをミステリアスに演じた山﨑賢人、そして葛藤を抱える女子生徒を繊細に演じ切った有村架純。今や主演級として映画やドラマの最前線に立つ彼らが、同じ教室に集結していた事実は今見返しても圧巻だ。
撮影現場では、若手陣が互いの芝居に刺激を受け合い、演技合戦とも言える緊迫した空間が作り出されていたという。特に菅田将暉と山﨑賢人が見せた対峙シーンや、米倉涼子という大女優に対峙した際の緊張感は、画面越しにも画面の空気を張り詰めさせるほどであった。秘蔵の裏話として、米倉自身も彼らの才能を早くから見抜き、一目置いていたことが語られている。