日本発のグローバルヒット作として確固たる地位を築いたのが、山﨑賢人が主演を務める『今際の国のアリス』だ。無人の東京という異様な空間を舞台に、生存をかけた不条理なゲームに挑む本作は、極限状態の人間模様を描くSFサスペンスの傑作として国際的な評価を獲得した。
圧倒的なスケール感で再現されたディストピアの情景と、息をのむアクション演出は、日本の映像制作技術のポテンシャルを世界に証明してみせた。実写化不可能と言われた原作の世界観を忠実に再現しつつ、独自の緊迫感を加えた演出は、アジア発SFサスペンスの到達点として今なお語り継がれている。