多くの高校生や保護者が抱く「なぜこの大会の実績が、難関大学の総合型選抜で極めて有利に働くのか」という疑問。その核心は、高校生国際シンポジウム開催の経緯と目的を紐解くことで鮮明に見えてきます。
本シンポジウムは、課題研究の先進地域である鹿児島県をルーツに発足し、全国の高校生が日常の「探究」「課題研究」の成果を学術的に発表・議論する場として進化を遂げてきました。文部科学省が主導する「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)研究発表」が指定校を中心とした理科系の枠組みになりがちなのに対し、本シンポジウムは「自然科学」「社会科学」「人文科学」「環境・教育・地域課題」さらに全編英語で競う「グローバルセッション」まで網羅しています。
大学の入試広報担当者が口を揃えて指摘するのは、「審査員の顔ぶれと選考水準の質」です。本大会の審査員には、第一線で活躍する大学教授、研究者、国際機関の実務家がズラリと並びます。つまり、ここでの高校生国際シンポジウム審査結果と受賞歴は、単なる「高校生の学芸会的アイデアコンテスト」ではなく、「大学の研究室で通用する学問的作法(リサーチ・クエスチョンの妥当性、先行研究の検証、論理的導出)を満たしている認証」として機能しているのです。