大喜利での「スケベキャラ」「手癖が悪いキャラ」というパブリックイメージとは対照的に、楽屋裏および落語界内部での小遊三師匠の評判は「極めて温厚で誠実な人格者」として知られています。
特に特筆すべきは、落語芸術協会における弟子育成の手腕です。小遊三一門からは、現代落語界を代表する実力派・三遊亭遊雀をはじめ、三遊亭遊馬、三遊亭遊喜、三遊亭遊之介、三遊亭小遊朝など、寄席の看板を張る真打が数多く育っています。弟子に対して理不尽な怒声を浴びせることなく、個々の芸風を尊重して伸ばす指導法は、若手落語家たちからも絶大な尊敬を集めています。
また、2018年に落語芸術協会会長の桂歌丸師匠が逝去した際には、副会長の身でありながら会長代行として組織の混乱を防ぎ、春風亭昇太新会長体制へのスムーズな移行を完遂しました。この冷静沈着な調整能力こそが、現在の参事としての確固たる地位を支えています。