東海道新幹線のダイヤにおける最大のトピックといえば、片道1時間あたり最大12本の「のぞみ」を運行できる「のぞみ12本ダイヤ」だ。これに「ひかり」2本、「こだま」3本を合わせると、1時間に最大17本という脅威的な本数が全線区を駆け抜ける計算になる。わずか3分から4分間隔で時速285kmの超特急が連続して発車していく光景は、世界中の都市間鉄道を見渡しても類を見ない。
この極限の過密ダイヤを支えているのが、全列車の最高速度を統一し、車両性能を均一化したJR東海の技術革新だ。後続列車が前を走る列車に迫る圧倒的な運行密度は、単なる移動手段を超えた高頻度大量輸送システムとして確立されている。