1990年代初頭のご婚約フィーバーにおいて、マスコミ・報道業界が繰り広げた取材合戦は今も語り草となっている。連日、早朝から深夜まで目黒のご実家前にカメラマンや記者が集結し、皇太子妃候補(当時)のお姿を一目捉えようと加熱を極めた。
過剰とも言える報道の波に対し、小和田家の人々は常に気品を失わず、丁寧かつ誠実に対応を続けていた。過熱するマスコミ・報道業界の狂騒の只中にあっても崩れないその凛とした佇まいは、当時の国民に強い感銘を与えた。過熱した取材規制の議論は、その後の皇室報道のあり方やプライバシー保護のガイドライン策定にも一石を投じることとなった。